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外傷歯の治療
治療説明
こんにちは。
院長の高田です。
今回は外傷により、歯冠破折した方の治療法について説明したいと思います。
このかたは転倒により上顎骨骨折をし、その際歯が欠けてしまったということで紹介でいらしていただいた男性の方です。
このスライドを見てもわかるように非常に噛み合わせが強く、本来であれば矯正を行い、噛み合わせを直した後に最終補綴物作成という形が理想と考えられますが、矯正のご希望は無かったため再根管治療後にファイバーコアという象牙質の硬さと近似した土台をたて、セラミックにて歯冠修復しました。 現在はマテリアル(材料)が優れており、形態や色も再現性が高くなってきています。
左が術前、右が術後スライドです。
治療期間
根管治療 1〜2回
ファイバーコア+ セラミック印象 1〜2回
セラミックセット 1回
計 3〜4回
治療費
今回の治療費
ファイバーコア 20,000円
セラミッククラウン 150,000円
計 170,000円
リスク・副作用
噛み合わせが深く、とても強い咬合のため今後破折する可能性があります。
根管治療を受けた無髄歯は咬合力を感知する受容センサーが反応するまでに有髄歯と比べて2.5倍の咬合力が必要とされるという文献もあります。(Randow & Glantz 1986; Stanley 1989)
よって根管治療を受けた歯は破折のリスクが高いと考えられます。