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- セメント質剥離
DH A Vol.10
歯科衛生士Aです。
画像を見ていただくと、歯周ポケットの中に「歯のかけら」のようなものが見えると思います。これは、本来なら歯根表面をおおっているセメント質という組織が剥がれてきている状態です。
セメント質の歯肉側はまだ歯肉が付着しています。これが、完全に剥がれて取れてしまうと、歯周ポケットが一気に深くなり、難治性の歯周炎となることがあり、最悪の場合抜歯になることもあります。
かみ合わせが強く当たり負担がかかっている歯に起こりやすいと言われおり、年齢を重ねるごとに負荷が蓄積され、このように卵の殻が割れているような感じになってしまいます。
顕微鏡では、このように発見できることもありますが、ほとんどの場合、完全に剥がれおち歯周ポケットが形成された時点で発見されることが多いようです。
「セメント質剥離」はレントゲン撮影でも発見できることもあるがめ、顕微鏡と併せ定期的にチェックすることをお勧めします。
かみ合わせが関係しているので院長に確認してもらい、経過を追っていきたいと思います。
マイクロメインテナンス
90分 11,000円(税込)
高田歯科クリニックでは歯科衛生士もマイクロスコープを用いメインテナンスを行なっています。