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セラミックス治療について
治療説明
現在メインテナンス中の患者さんですが、左下6番(第一大臼歯)がフロス(糸ようじ)をするときに引っかかるとのことでした。
レントゲンを撮影し、金属の辺縁不適合を確認の上、マイクロスコープで患歯を見てみると隣接面(歯と歯の間)の金属が浮き上がっており不適合な状態でした。
メタルでも金合金とは違い、保険の金銀パラジウム合金は長年使っていると、不適合になりやすいです。これは金属の硬さによりマイクロクラックが入ってそこから虫歯になったり、金属の性質の問題だったり、金属と歯の
硬さの違いにより磨耗していくことによりギャップを生じやすいからです。
そのようなお話を患者さんにした上で、当院では部位や年齢、咬合状態などにもよりますが、なるべく今後再治療をしないようにするために歯の硬さと同等な硬さのセラミックス治療をお勧めしています。
なぜかというとまた同じ保険の金属で治療をした場合、また何年後かに治療をする可能性が高く、またその治療の際、大切な歯質を削らなくてはならなくなってしまうからです。
以前のブログにも書きましたが、生体模倣(生体の構造や要素を模倣する)を重視した歯質の切削を必要最小限にする治療に力を入れています。
左:術前、真ん中:レントゲン写真、右:術後
治療期間
治療回数 1回目 型取り+仮り歯作成(約1時間半)
2回目 セラミックセット(約1時間)
治療費
治療費 型取り+セラミックセット含めて 合計 90,000円+TAX
リスク・副作用
噛み合わせにより割れる可能性があります。
(メインテナンスにいらしている方は保証があります。)