歯を残す治療

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治療説明

今回も前回に引き続き歯を残す治療をご紹介いたします。

30代男性。前歯が腫れ違和感があるとの事で来院されました。

レントゲン撮影をしたところ、破折線(黄色の枠線)が認められ、破折している歯冠部を除去してみると、舌側から唇側にかけて破折していました。

この場合通常でしたら、抜歯してインプラントかブリッジの選択になると思いますが、患者様の歯を残したいという強い希望から歯を抜歯せず残す治療を行いました。

幸い破折している位置や歯根の長さが十分あったので、今回は歯根を引っ張り出す矯正的挺出術を行い、ジルコニアで歯冠修復を行い保存する事ができました。

現在、5年以上経過していますが経過は良好です。

どんな症例でも100%残せるとは限りませんが、エビデンスベースでの治療を行うことにより、患者様の大切な歯を残せる場合は、確実性が高くなってきているように感じています。