再生歯内療法

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治療説明

今回は再生歯内療法についてお話します。

まず再生歯内療法(REGENERATIVE ENDODONTICS)とは、何かというと歯髄壊死と診断された根未完成の歯に行われる治療です。

この治療の目的は歯髄象牙質複合体を再生し、歯の寿命を伸ばし、正常な機能を回復することです。

本来根の先が感染して歯の神経(歯髄)が死んでしまった場合、神経を取り感染を除去する治療が必要になります。ただし歯髄をとると、歯の破折リスクが高まります。歯髄がある天然歯と失活歯では歯の強度が変わってきます。

この治療は根未完成歯に限られますが、失活した根未完成歯に対して、神経を全て除去することなく正常な機能に戻すことができる可能性がある治療です。

まだ現段階では、100%正常な機能になるわけではないですが、これから研究が重ねられ、より良い結果が出てくるのではないかと期待しています。

年齢、性別、好発部位については、若年者の女性、4・5番目の歯によく見られる噛み合わせ面の一部がツノのように飛び出した歯の形態異常の歯からの歯髄壊死が多いとの報告がありますので心当たりある方はお気軽にご連絡ください。