- トップ
- NEWS / BLOG
- CASE
- 上顎洞まで骨吸収を起こした症例
感染根管治療
40代女性、左上の奥歯の咬合痛を主訴に来院。
他院にて抜歯を提案されたが、他に治療法はないかセカンドオピニオンを希望された為、まずは問診・レントゲン・CT画像撮影を行いました。
すると画像(before)でもわかるように上顎洞まで及ぶ骨吸収像(透過像)を認めました。また以前根管治療がされており、根管内には根管治療をする際使用する金属の破折片も確認しました。
患者様に根管内の破折片の除去に対してのメリット・デメリットや、上顎洞まで交通するかなり大きな病変の為、最悪抜歯も視野に入れないといけない事など説明した上で治療に入りました。
今回もトロント大学スタディプログラムで学んだエビデンスやテクニックを駆使して治療することにより、画像(after)からもわかるように不透過性の亢進が認められ、骨が回復して治癒しているのがわかると思います。
患者様からも今では気になる事なく食事することが出来ており、抜歯しなくてよかったと喜んで頂いています。
患者様の歯を守ることができ、本当に良かったです。
1本でも多くの患者様の大切な歯を守れるようにこれからも日々研鑽を積んでいきたいと思います!